恐怖と欲望の間で

投資(米国オプション、インデックス投資、米国債など)、幸福について。アーリーリタイアを目指してみたりみなかったり

儲け話なんて無い?

どうもジョージです。

 

よく「儲け話なんて無い」なんて言われます。また一方で「儲けるために投資をしましょう」という話もあります。

一見矛盾しますが、私は自分なりにこの二つを同時に納得できるようになりました。その考えを説明します。

 

 

儲け話なんて無い

これは全くその通りだと思います。よく言われているように「わざわざあなたのために他人が儲け話を運んでくれない。」ということです。儲け話どころか逆に狙われている可能性すらあると思います。短期間で大きく儲けたいという気持ちがあるとコロッとだまされてしまいます。

そもそも株式市場では、もうこの株は高いから売りたいという投資家と同じ株を安いから買いたいという投資家がマッチングして値段が決まっていく仕組みです。

そしてその参加者のほとんどがプロや専業トレーダーなので、株にものすごく詳しい人たちでも同じ株の評価が分かれていると言うことです。一方的に割高であったり、割安なものが放置されていることはほとんど無いでしょう。

言い換えれば十分に流動性が高い市場では、適当に売買しても短期なら大して結果は変わらないということです。

つまり、儲け話なんてないのです。

 

儲けるために投資をしましょう

最近は「年金2000万円問題」が議論の的となっていますが、騒動の元になった金融庁の報告書は最終的に「資産形成・防衛のため(儲ける)に投資をしましょう」という結論になっています。

これ自体はものすごく正しくてまっとうな意見だと思います。メンバーによる若干のポジショントークもあると思いますが、長期の投資はとても大事で、資産形成期のみならず資産とりくずし期にも投資を継続し、目減りを遅くすることはとても理にかなっています。

人生の資金計画に投資を組み込むことで老後の資金枯渇に対抗していくことはこれからの日本人にとって必須の技術となっていくでしょう。

ゆえに、儲けるために投資をしましょうとなります。

 

矛盾・・・

こうして二つの結論が出ましたが、この結論は相反しています。私も投資を始めるまでは「儲け話はない」派だったので投資を始めるときにかなり葛藤しました。(結局は儲けたい欲望に勝てなかったのですが・・・笑)

そして「儲けるために投資」を始めました。

しかし投資をやっている今「儲け話はない」ということにとても納得できます。

一つ目の理由は上記のように十分に流動性が高い市場では売りも買いも大差は無いというとです。

そしてもう一つ、現在は投資によって利益が出ているのですが、この利益は実は「儲け」ではなく投資をしなかったときに生じる「機会損失」と同じものではないかと考え始めたことです。

投資をしてない場合には現在ほどの資産価値を所有していないことになりますが、そのことに気づくことができません。自分が投資をして利益をみることによって、始めて機会損失に気がつきました。

 

まとめ

こうして「儲け話はない」と「儲けるために投資」を矛盾の無いようにまとめると、投資とは自分の財産の目減りを可能な限り抑制する行為だということができます。

つまり投資をしていない場合は損をしているということですね。

もちろん投資なら何でもいいわけがなく、十分に分散され(市場や時間)適度なリスクをとっている場合のみに当てはまりますが・・・

 

これにしっかり当てはまる投資方法はインデックス投資になると思います。

さらに私はオプションを組み合わせることによってリスクを調整しています。

ますますオプションを使いこなしていきたいです。